一番の悩みは、とにかく よく転ぶこと、よくぶつかること でした。
走ればすぐ転んで膝を擦りむき、家の中でも壁や机にぶつかって青あざを作って帰ってくる毎日で、「どうしてこんなに怪我が多いんだろう」とずっと心配していました。

最初は「子どもだから仕方ない」「運動がちょっと不器用なだけ」と思っていたのですが、同じ学年のお友達と比べても明らかに転ぶ回数が多くて、
このまま成長していったら 運動が嫌いになってしまうんじゃないか、自信をなくしてしまうんじゃないか という不安もありました。

本人は元気にしていましたが、親としてはずっと心配を抱えていました。

とにかく 、気をつけるように声をかけることくらいしかできませんでした。
「走るとき気をつけてね」「周り見てね」と注意はしていましたが、正直それで改善する感じはありませんでした。

怪我をしたら消毒したり、サポーターをつけたりしましたが、根本的に転ばなくなるわけではなく、「また今日も転んだ…」の繰り返しでした。
病院に行くほどではないけれど、でも確実におかしい…そんな 宙ぶらりんな不安 をずっと抱えていたと思います。

最初に変化を感じたのは、転ぶ回数が少しずつ減ってきたこと でした。
「最近あまり転んでないな」と思い始めたのが通い始めて1ヶ月過ぎたあたりだったと思います。

2ヶ月過ぎた頃には、走っている姿が 明らかに違う のが分かるようになって、正直びっくりしました。
動きがスムーズで、以前のようなぎこちなさがなくなっていて、「本当に同じ子？」と思うくらいでした。

身体の変化だけでなく、娘自身も すごく自信がついたようで、表情が明るくなり、よく話すようになった ことも嬉しかったです。
親としては、やっと安心して見守れるようになった、という気持ちが一番大きいです。