「カイロプラクティックで熱中症対策?」と思ったあなたへ
――体温調整と神経の深いつながりとは?
「熱中症対策にカイロプラクティック?」
そう聞いて、ちょっと意外に思った方も多いのではないでしょうか。
でも実は、体の“内側のしくみ”を考えると、カイロプラクティック・ケアが夏の体調管理においてとても大切な役割を果たしてくれるのです。
たとえばこんな方はいませんか?
✔️外に出るとすぐにのぼせてしまい、夏はいつもつらい
✔️汗をかきにくくて体に熱がこもる
✔️逆に、ちょっと動くだけで異常に汗をかいてしまう
こうした「体温調整がうまくいかない感覚」、実は神経の働きが関係している可能性があります。
体温調整の司令塔は「脳」と「神経」
体温を調整しているのは、脳の中にある「視床下部(ししょうかぶ)」という部分。
ここが体の状態をチェックして、「体温を上げる・下げる」といった命令を神経を通して出しています。
たとえば暑いときには、血管を広げて熱を逃がしたり、汗を出して体温を下げたり。逆に寒いときには、血管を収縮させて熱をためたりします。
つまり、神経が正しく働いていなければ、体温をうまくコントロールできないのです。
この神経の流れが乱れると、熱中症になりやすい体、疲れが抜けにくい体になってしまいます。
神経が乱れると、体温調整だけでなく免疫力も下がる?
私たちの体には「自然治癒力」という力が備わっています。
たとえばウイルスや菌が入ってきたとき、体温を一時的に上げて、それらをやっつけようとするのも、その力のひとつです。
でもその力が十分に働くためには、神経の情報がスムーズに伝わっていることが大前提。
もし神経の流れが悪くなっていると、外からの刺激や危険にうまく反応できず、熱がこもったり、免疫がうまく働かなかったりしてしまいます。
カイロプラクティックが「夏の体づくり」にできること
カイロプラクティックは、背骨のゆがみを整えることで、神経の流れをスムーズにし、体の本来の働きを引き出すケアです。
体温調整に必要な「血管の拡張・収縮」や「汗を出す・出さない」といった機能も、神経によってコントロールされています。
だからこそ、カイロプラクティックで神経の働きを整えることは、熱中症や夏バテの予防にもつながっていくのです。
「自然なことを、自然にできる体」を育てる
動物や植物は、誰かに教わらなくても自然にその環境に適応して生きていきます。
本来、私たち人間も同じように、「暑ければ汗をかく」「寒ければ熱を保つ」といった力を自然に備えています。
けれども、現代の私たちは、冷房やストレス、過労や不規則な生活などによって、その自然なバランスが乱れがちです。
カイロプラクティックは、そんな**“本来あるべき自然のしくみ”を取り戻すお手伝いをする方法**でもあります。
最後に
体温を一日中コントロールしてくれているのは、自分の体。
誰にも指示されることなく、絶えず休まず働いてくれている――そんな神経や体のしくみに、今こそ目を向けてみませんか?
今年の夏は、クーラーに頼るだけじゃない熱中症対策として、
カイロプラクティック・ケアをひとつの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。