コロナ禍を経て見直す「健康の考え方」
コロナ禍を経験した今、多くの人が改めて「どうすれば健康を守れるのか」を考えるようになりました。
健康を維持するための方法はさまざまですが、カイロプラクティックの視点から見ると大きく2つの考え方に分けられます。
1. 菌やウイルスを減らす考え方
現代の医療では、抗生物質やワクチンを使って菌やウイルスを抑えることが重視されています。確かにこれらは感染症の進行を防ぎ、健康を守るために大切な役割を果たしています。
ただし、薬やワクチンが万能というわけではありません。病原菌は環境に適応し、進化する力を持っています。薬剤耐性菌や新しい変異株が次々に出てくるのはそのためです。
つまり「菌やウイルスを根絶する」という考え方には限界があり、終わりのない戦いを続けることにもなりかねません。むしろ、菌やウイルスも自然界の一部として理解し、共存していく視点が求められています。
2. 体の抵抗力を高める考え方
もう一つの大切なアプローチが「体の免疫力を高めること」です。
同じ環境で過ごしていても感染症にかかる人とかからない人がいるのは、この免疫力の差によるものです。
免疫がきちんと働くには、脳が体の状態を正しく把握し、神経を通じて適切な指令を出せることが重要です。病原菌が体に入ったとき、脳が即座に反応して抗体を作り出し、防御する仕組みが整っていれば、大きな問題にはなりません。
本当の意味で強い免疫を持つには、実際に菌やウイルスに触れて体が自ら抗体を作る経験も必要です。そうして得た免疫は次の世代に受け継がれ、長期的に強い体をつくることにつながります。
カイロプラクティックの視点
健康を考えるとき、「病原体を減らすこと」と「免疫力を高めること」――どちらも大切です。
ただし、カイロプラクティックの哲学では「外からの対策」だけに頼るのではなく、自分の体の内側に意識を向けることを重視します。
背骨や神経の流れを整えることで、体が本来持っている自然治癒力や抵抗力を最大限に発揮できる状態をつくる。これこそが“本当の健康”につながる道だと私たちは考えます。
まとめ
✅薬やワクチンは大切だが万能ではない
✅本当の健康は「体の内側の力」を引き出すこと
✅神経の流れを整えることが免疫力アップの鍵
健康へのアプローチを見直す今だからこそ、カイロプラクティックの視点を取り入れて、自分の体が持つ力に目を向けてみませんか。