「自然治癒力」って、いったいどんな力?
整体や鍼(はり)治療、そしてカイロプラクティックなどの施術でよく耳にするのが「自然治癒力」という言葉。
なんとなく「自分の体を治す力のことかな?」と思っている方も多いと思いますが、実際にどんな働きがあるのか、詳しくは知られていないかもしれません。
カイロプラクティックでは、この自然治癒力の仕組みを日常にある“身近なたとえ”で説明することがあります。
今回はその代表的な例である「安全ピン」と「ホース」を使って、自然治癒力の本質とカイロプラクティックとの関係を、わかりやすく解説していきます。
安全ピンでわかる「神経の流れ」と自然治癒力
カイロプラクティック発祥の地・アメリカでは、自然治癒力の仕組みを伝えるときによく「安全ピン」が使われます。
安全ピンを縦にして見てみましょう。
上の丸い部分が「脳」、下の丸が「体」、そしてそれらをつなぐ鉄の部分が「神経の流れ」を表しています。
安全ピンがしっかり留まっていれば、脳と体の情報はスムーズに行き来しています。
ですが、ピンが外れていたらどうでしょう?
脳からの情報は途中で止まり、体には正しく届かなくなってしまいます。
この「ピンが外れた状態」こそが、カイロプラクティックで言う**“サブラクセーション(神経の流れが妨げられている状態)”**なのです。
カイロプラクティックの役割は、この外れてしまったピンを元の位置に戻して、神経の通り道を正常に整えること。
つまり、あなたが本来持っている“治る力”=自然治癒力を100%働ける状態に導くことが目的なのです。
ホースの水の流れでイメージする、治る力のはたらき
もうひとつ、神経の流れをわかりやすく伝える例えが「水道ホース」です。
水道にホースをつなぎ、水を出すところを想像してみてください。
ホースがまっすぐであれば、水は勢いよくスムーズに出てきますよね。
これは、神経の流れが整っていて、自然治癒力がしっかり働いている状態です。
でも、ホースが途中で折れ曲がっていたらどうなるでしょうか?
水の勢いが弱まったり、最悪まったく出なくなってしまいます。
それと同じで、神経の流れがうまくいっていないと、体の修復力・回復力は低下してしまうのです。
たとえば、指を切ったときに自然に治っていくのは、あなたの体が“治そう”と働いてくれている証拠。
でも、その治る力が弱まっていたら、傷の治りも遅くなってしまいます。
カイロプラクティックができること
──それは「治すこと」ではなく、「治る力を引き出すこと」
カイロプラクティックは病気を治療する医療行為ではありません。
症状に対して薬を出したり、手術をするわけではないのです。
私たちの体には、本来「自分で治る力」が備わっています。
その力が十分に働けるよう、神経の流れを整え、体のバランスを回復させることが、カイロプラクティックの目的です。
✅なんとなく疲れが取れない
✅治りが遅い
✅体調がすぐれないのに原因がわからない
そんなときは、「神経の通り道」がうまく働いていないサインかもしれません。
日常にカイロプラクティックを取り入れてみませんか?
安全ピンやホースという、身近な物に置き換えて考えることで、自然治癒力とカイロプラクティックのつながりが、少しイメージしやすくなったのではないでしょうか。
カイロプラクティックケアは、体の内側にある「本来の力」を引き出すためのサポートです。
薬や外からの対処ではなく、あなた自身が持つ“治る力”を信じて整えること。
それが、カイロプラクティックの本質です。
もし今、「体の不調がなかなか良くならない」「疲れが抜けにくい」と感じているなら、ぜひ一度、神経の流れを整えるケアを体験してみてください。
あなたの体は、もっと軽く、もっと元気に動けるはずです。
\いま、“治る力”が弱まっていると感じるあなたへ/
まずはお気軽にご相談ください。
あなた自身の自然治癒力が目覚めるきっかけになるかもしれません。