心臓は「休みなく働くポンプ」
胸の中央から少し左側にある心臓。大きさはこぶしほどですが、私たちの命を支える大切な臓器です。心臓は一日も休むことなく血液を送り出し、体のすみずみまで酸素と栄養を届けています。運動するとドキドキと速く打ち、リラックスすると落ち着いたリズムに変わる──そんな柔軟さを持ちながら、24時間働き続けています。
心臓の役割
心臓は全身に血液を循環させるポンプの役割を担っています。中は4つの部屋(右心房・右心室・左心房・左心室)に分かれ、弁によって血液が逆流しないように工夫されています。
心臓の筋肉(心筋)は規則的に収縮と弛緩を繰り返し、血液を押し出します。そのリズムを生み出すのが「洞結節」という天然のペースメーカー。もしこのリズムが乱れると、心臓病のリスクが高まってしまいます。
毎日8トンもの血液を循環
心臓は1日に約8,000リットル、なんと8トンもの血液を送り出しています。安静時でも1分間に70回前後拍動し、そのたびに全身へ血液を届けているのです。
また、心臓自身も酸素と栄養が必要で、それを運ぶのが「冠状動脈」という血管です。この血管が詰まると狭心症や心筋梗塞につながり、命に関わることもあります。特に高血圧・糖尿病・ストレスはリスクを高めるため、日常のケアが欠かせません。
神経と心臓の深いつながり
心臓の働きは、脳からの神経の指令によってコントロールされています。もし背骨の歪みやストレスで神経伝達が乱れると、心臓のリズムが不安定になったり、血圧や循環に不調が現れたりすることがあります。
カイロプラクティックでできること
カイロプラクティックは背骨の歪みを整え、神経の流れをスムーズにすることで脳と心臓の連携をサポートします。神経の働きが安定すれば、血流や血圧が整い、疲労感の軽減にもつながります。
適度な運動や食生活の工夫はもちろん大切ですが、そこに神経のケアを加えることで心臓はより本来の力を発揮しやすくなります。
まとめ
心臓は私たちの命を支えるポンプ。だからこそ「心臓そのもの」だけでなく、「心臓をコントロールする神経」にも目を向けることが大切です。
カイロプラクティックを通じて神経の流れを整え、心臓の働きを最大限に引き出し、健康な毎日を送りましょう。