コロナ禍で気づいた「ストレス」とどう向き合うか
マスクをしていない人を見て不安になったり、外出を控えて運動不足になったり。家族や友人と外食できないことにストレスを感じたり。コロナ禍では、誰もが大なり小なり不安や緊張を経験しました。
ただ、同じ状況でもストレスを強く感じる人もいれば、前向きに過ごせる人もいます。なぜその違いが生まれるのでしょうか?今回は「ストレスの正体」と「カイロプラクティックでできるストレスケア」についてお伝えします。
ストレスの正体と体の反応
ストレス反応は、もともと人間が生き延びるために備えた仕組みです。野生動物と対面したとき、交感神経が活性化して「戦うか逃げるか」の準備を整えるのはその一例。消化機能を止めて筋肉にエネルギーを集めるのもそのためです。
本来は一時的な反応で、危険が去れば副交感神経が働いて体はリラックスに戻ります。けれど現代社会ではストレスが続きやすく、交感神経のスイッチが入りっぱなしになることも。その結果、血圧上昇・睡眠の質低下・消化不良・免疫低下といった不調を招きます。ここでカギとなるのが「自律神経のバランス」です。
ストレスのプラスの側面
一方で、ストレスがすべて悪いわけではありません。失敗の悔しさがバネとなって成功に繋がるように、適度なストレスは成長を後押しします。
筋肉は重力というストレスがあるから維持され、紫外線という刺激はビタミンDを作り出します。果物にあえて水を与えすぎず、糖度を高める農法も「ストレスの力」を利用したものです。
要は「多すぎると害になるけれど、適度なら力になる」ということ。だからこそ、どう管理するかが大切です。
カイロプラクティックで整えるストレス対応力
カイロプラクティックは、背骨や骨盤を整えて神経の流れをスムーズにすることで、自律神経の切り替えを助けます。交感神経と副交感神経のバランスが整えば、体はストレスに振り回されにくくなり、回復力も高まります。
現代社会ではストレスを完全に避けることはできません。大切なのは「ストレスに負けない体」をつくること。そのために、カイロプラクティックは有効なサポートとなります。
まとめ
ストレスは必ずしも悪ではなく、適度であれば成長の原動力になります。けれど過度になれば心身を蝕みます。だからこそ、バランスのとれたストレス管理が欠かせません。
カイロプラクティックを取り入れて自律神経を整えることで、ストレスによる不調を軽減し、毎日を快適に過ごす準備ができます。在宅ワークや外出自粛でたまった心身の疲れをケアし、「強く、しなやかな体」を育てていきましょう。