目に見えない外敵から身を守るリンパ
新型コロナウイルスやインフルエンザなど、季節ごとに流行する感染症。菌やウイルスは日常のあらゆる場所に潜んでおり、完全に避けることはできません。
しかし人間の体には、そうした外敵から自分を守る仕組みが備わっています。その一つが「リンパ系」です。今回はリンパの働きと、カイロプラクティックがどのようにその働きを後押しできるのかを見ていきましょう。
リンパ液とは?
体内には血液の通り道である「血管」とは別に、「リンパ管」というネットワークが張り巡らされています。そこを流れるのが「リンパ液」です。リンパ液は血管の外に出た余分な水分を回収し、再び血液に戻す役割を果たしています。
流れの途中にある「リンパ節」は、ウイルスや細菌をろ過するフィルターのような存在で、首や脇の下、足の付け根に多く集まっています。全身には600個ものリンパ節があり、リンパ球という免疫細胞が外敵を攻撃してくれます。
リンパの主な役割
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①不要物の排除
リンパ節でウイルスや細菌を捕らえ、感染拡大を防ぐ。 -
②脂質の運搬
小腸で吸収した脂肪を血液に届ける。 -
③水分バランスの調整
細胞間の余分な水分を回収し、腎臓を通して尿として排出。
この流れが滞ると、老廃物が溜まり、むくみや疲労感の原因になります。
カイロプラクティックとの関わり
リンパの流れは筋肉の動きに大きく依存しています。筋肉が収縮してリンパ管を刺激することで、リンパ液は一方向に押し進められます。ところが神経の働きが乱れると、筋肉の動きも鈍り、リンパの循環が滞ってしまいます。
ここでカイロプラクティックの出番です。背骨の歪みを整えて神経の伝達を正常化することで、筋肉が本来の働きを取り戻し、リンパの流れもスムーズになります。その結果、老廃物や毒素の排出が促され、免疫力が十分に発揮されやすい状態になるのです。
薬に頼らない体づくり
不調が出ると薬に頼りがちですが、薬には必ず副作用があります。症状を一時的に抑えても、体が持つ本来の治癒力を引き出すことはできません。むしろ症状は「体からのSOSサイン」であり、根本的な改善には神経や免疫の働きを整えることが必要です。
カイロプラクティックは、神経の流れを整え、リンパの循環を後押しすることで、あなたの体に備わった自然治癒力を最大限に引き出します。
まとめ
✅疲れやすい
✅むくみやすい
✅風邪をひきやすい
✅季節の変わり目に体調を崩しやすい
こうした悩みは「リンパの滞り」と「神経の乱れ」が関係しているかもしれません。
免疫力を高めるカギは、外側からの対策だけでなく、体の内側に目を向けること。カイロプラクティックで神経とリンパの流れを整え、病気に負けない強い体を育てていきましょう。