ストレッチをしているのに、なぜ腰痛は良くならないのでしょうか。
多くの方が「痛い=筋肉が固い」と考え、とりあえず伸ばしてみます。確かにストレッチは一時的に気持ちよく、血流も良くなります。しかし、それだけでは腰痛の根本改善にならないケースがとても多いんです。
実は腰痛の原因は、“筋肉の硬さだけ”ではありません。
体は筋肉・関節・神経が1つのシステムのように連動して動いています。このどこかに不具合があると筋肉がどれだけほぐれても、またすぐに緊張してしまいます。その代表的な原因が、背骨や骨盤のわずかなズレ(関節の機能不全)です。
背骨には重要な神経が通っています。
その背骨や骨盤が正しく動かなくなると、脳からの指令がうまく伝わらなくなり、周りの筋肉が“守ろう”としてずっと緊張し続けます。この防御反応は、ストレッチで伸ばしたくらいでは解除されません。
「伸ばしてもすぐ戻る」「すぐに張る」…これらはまさに関節の問題が関わっているサインです。
さらにストレスや疲労で自律神経が乱れると、交感神経が優位になり、筋肉が硬くなりやすい状態になります。この“脳の緊張モード”が続いていると、ストレッチをしても筋肉がゆるむ準備ができていないため、改善が持続しません。
ではどうしたら良くなるのか?
鍵は、筋肉ではなく「関節」や「神経の働き」そのものを整えることです。
カイロプラクティックでは、背骨や骨盤に生じたサブラクセーション(神経の流れを妨げる機能異常)を正確に検査し、アジャストメントによって本来の可動性を取り戻します。関節が正しく動き、神経の伝達が正常化すると、筋肉は自然と緩む方向に働きます。
これは、ストレッチのように“外から無理に伸ばす”のではなく、“体の中から勝手にゆるんでいく”状態をつくるアプローチです。
さらに神経の働きが整うことで自律神経も安定し、血流も改善。全身が「回復しやすいモード」に切り替わるため、腰痛が再発しにくい体へと変わっていきます。
つまりストレッチは悪くありません。ただし、それだけでは「なぜ筋肉が硬くなるのか?」という原因にアプローチできません。
もしあなたの腰痛の根っこに、背骨や骨盤の機能不全がある場合、カイロプラクティックのような土台から整えるケアが必要不可欠になります。
腰痛を本当に改善させたいなら、筋肉を“伸ばす”だけでなく、硬くしてしまっている“理由”を正しく見つけること。そこにアプローチできれば、体は必ず良い方向へ向かっていきます。
細井カイロプラクティックは埼玉県さいたま市大宮区、浦和区の方からたくさんの喜びの声をいただいております。
整体などで良くならなかった方も数多くご来院いただいております。

筋膜リリースでは腰痛は改善しない?