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20代の頃に「頚椎ヘルニア」と診断されて以来、約40年ものあいだ首の痛みとつき合いながら現場で働かれて来ました。 「まぁ、付き合っていくしかないか」 そう思いながら、忙しさにかまけて痛みをごまかし、ごまかし…。 若いうちはそれでもなんとかやれていましたが、50代後半に入るころから右腕にしびれと刺すような痛みが出るようになり、日増しに悪化。 気づけば、首を少し動かすだけで神経に触れるような痛みが走り、後ろを振り返るのも、上を向くのも苦痛になっていきました。 「特にキツいのが、上を向く動きです。 現場で上を見ながら指示を出すのも辛くて…。 最近は、洗面台で顔を洗うときや、床屋でシャンプーしてもらうときが本当に地獄でした。」 とおっしゃられていました。これまで整形外科に通い、痛み止めやブロック注射も何度も試しましたが、年々薬の効きも弱くなっていき、 「一時的にマシになるだけで、根本的には何も変わらない…」 と感じるようになっていたそうです。 それでも仕事を休むわけにはいかず、もっと悪化したらどうしようという不安と痛みと共に日々をやり過ごしていました。 そんなある日、奥様から「知り合いが当院で良くなったらしいよ」と紹介され、 「正直、半信半疑だったけど…薬も効かなくなってきたし、ダメ元で行ってみるか」 という気持ちで、当院に足を運ばれました。
01
首から背中の上部の動きの制限
02
首の筋肉の強い緊張
03
腰から仙骨3番にかけて浮腫感
今回のケースでは、首の椎間板の状態が全体的にD5〜D6レベル、腰の椎間板ではL5がD6レベルと、いずれも慢性的な変性が見られたため、まずは週2〜3回の頻度でカイロプラクティック・ケアをスタートすることにしました。
施術を開始して5週目(7回目のアジャストメント)を迎える頃には、L5から仙骨にかけて見られていた浮腫が少しずつ引いてきており、「なんとなく腰の奥の重だるさが減ってきた気がします」とご本人からも変化を感じる声が聞かれました。
14週目(20回目)の時点では、L5から仙骨にかけての浮腫はさらに限局し、胸椎(T6〜T11)の浮腫もほぼ消失。依然として首の痛みと右手のしびれは残っていたものの、「以前より首を動かしやすくなってきた。後ろを振り向くときに前ほどツラくない」と話されていました。また、それまで不定期に感じていた腰の痛みについても、「そういえば、最近まったく腰痛が出ていないんです」と気づかれた様子でした。
施術開始から約4ヶ月(22回目)を迎える頃には、首の可動域はさらに改善し、「床屋でシャンプーしてもらうとき、前までは首が痛くてつらかったんですが、今は全然大丈夫になりました」と嬉しそうに話してくださいました。首まわりの筋肉の緊張もかなり緩み、表情や姿勢にも余裕が見られるようになってきました。
そして、約9ヶ月後(46回目)の時点では、「もう普段の生活で首の痛みを感じることはほとんどないですね」と言われるほどに回復。右手のしびれについても、「疲れているときに少し感じるくらいで、気にならなくなりました」とのことで、日常生活への支障はほぼ解消されました。
ご本人は「ここまで良くなるなんて正直思っていませんでした。ここに来て本当によかった」と振り返っておられ、今では健康維持と予防を目的に、定期的にカイロプラクティック・ケアを続けていく意欲を見せておられます。
頚椎椎間板ヘルニアとは、首の骨と骨の間にあるクッション(椎間板)がすり減ったり飛び出したりすることで、神経を圧迫し、首の痛みや腕・手のしびれ、感覚の異常、力が入りにくくなるなどの症状が現れる状態です。
一般的な医療では、薬を使った痛みのコントロールや、安静、リハビリ、神経ブロック注射やトリガーポイント注射などが行われます。これらの治療は、主に「今ある痛みや不快感をやわらげること」を目的とした対症療法です。
一方でカイロプラクティックでは、「なぜ症状が慢性化してしまっているのか?」という根本原因に注目します。特に首の骨(頚椎)は、頭を支える役割を持ちつつ、脳から体へ向かう神経の通り道でもあります。そのため、頚椎のバランスが崩れると、神経の流れにも影響を与え、全身の健康にまで波及することがあります。
しびれは、神経の通り道に問題があるときに体が出す重要なサインです。たとえば、長時間腕を上げ続けたり、寝ている間に腕を圧迫してしまうと、一時的にしびれることがあります。これは一時的な神経の圧迫によるもので、すぐに回復することが多いですが、頚椎ヘルニアのような慢性的な状態では、神経の働きがうまく戻らず、症状が長引いてしまうことがあります。
カイロプラクティックでは、神経の働きを妨げている背骨の事を「サブラクセーション」と呼びます。これは脱臼のような大きなズレではなく、わずかな関節の動きの低下や神経への微細な干渉を指します。サブラクセーションがあると、脳が体の状態を正確に把握できなくなり、自然な回復の力がうまく働かなくなってしまいます。
今回のケースでも、症状は首から手の指先に現れていましたが、詳しく検査すると、背中や腰の骨のあたりにも神経の働きに影響を与えている箇所が見つかりました。このように、痛みやしびれなど、症状が出ている場所だけにとらわれず、体全体の神経の流れを整えていくことが、カイロプラクティックの大きな特徴です。
実際にアジャストメント(調整)を重ねていくことで、神経の流れがスムーズになり、体が本来持っている「治す力」が働きやすくなります。今回の患者さんの場合、症状が大きく軽減し、日常生活の不自由さがなくなるまでに約9ヶ月の時間がかかりましたが、これは神経の働きがゆっくりと回復していく仕組みを考えれば、自然で妥当な経過だと言えます。
神経の再調整には個人差があり、特に慢性的な状態ほど回復には時間が必要です。だからこそ、短期間での変化だけにとらわれず、長い目で見て体の根本から整えていくことが大切なのです。
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執筆者
細井 康隆
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