PMS(月経前症候群)は、排卵後に分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動によって引き起こされます。これにより、イライラや情緒不安定、うつ状態、集中力の低下、睡眠障害、過食や食欲不振などの精神的な不調だけでなく、乳房の張りや痛み、頭痛、腰痛、肩こり、むくみ、体重増加、めまい、肌荒れといった身体的な症状も多岐にわたって現れます。
では、なぜ女性ホルモンは急激に変動してしまうのでしょうか?
その根本には、脳と体をつなぐ神経の異常が関係していると考えられます。
エストロゲンは、排卵に向けて準備を整えるホルモンです。排卵が起きた後は、プロゲステロンが分泌され、子宮内膜を厚くして妊娠に備える状態に切り替わります。もし受精卵が着床しなければ、子宮内膜ははがれて月経として排出されます。この一連の流れは、女性ホルモンがタイミングよく、適切な量で分泌されることが前提です。
そのために必要なのが、脳が神経を通じて体の状態を正確に把握していることです。脳が誤った情報を受け取ってしまえば、ホルモンの分泌にも乱れが生じてしまいます。
ここで注目したいのが、カイロプラクティックの視点です。カイロプラクティックでは、脳と体の情報伝達を妨げる原因となる「サブラクセーション(神経機能の妨害)」を発見し、それを取り除くことで神経の流れを正常化させることを目的としています。
PMSや生理痛は病気ではなく、体がホルモンバランスの乱れを知らせてくれているサインです。その大切なサインをただ薬で抑え込むのではなく、体の内側から見直すことが根本改善への第一歩です。
カイロプラクティック・ケアによって神経の流れを整え、ホルモンバランスを安定させることで、PMSの根本改善を目指しましょう。