「口が開かない、音が鳴る…そのあごの不調、実は“顎関節症”かもしれません」 〜日本人の2人に1人が経験する“あごのSOS”とは?〜
そもそも顎関節症とは、どのような状態を指すのでしょうか?「自分の症状は本当に顎関節症なのか?」「軽症なのか、それとも重症なのか?」と判断できずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
顎関節症は、現代において“未解明の部分が多い病気”として知られており、“現代病”の一つとされています。 小さな音が鳴る程度の軽症であれば、「痛くないから大丈夫」と放置してしまう人も少なくありません。
顎関節は、人間の体の中で最も小さな関節でありながら、食事・会話・呼吸など、1日に約4,000回も使われる“休む暇のない”重要な関節です。
「カクッ」「グキッ」「ジャリジャリ」といったクリック音が鳴る軽い症状も含めると、日本人の約半数が顎関節症を経験しているともいわれています。
また、顎関節症は女性に多く、男性の2〜3倍とも言われています。 10代後半から発症率が上がり、20〜30代の女性が特に多いのが特徴です。 なぜ女性に多いのかは未だ明確ではなく、軽症のまま放置されていることが少なくありません。
しかし、顎関節は日常生活に欠かせない関節です。 この部分に不調が起これば、生活の質にも大きく影響を及ぼしかねません。だからこそ、軽度の段階であっても早期に適切な対処を行うことが大切です。
今回のコラムでは、顎関節症の仕組みや原因について分かりやすく解説し、カイロプラクティックによる根本的な対策法についてご紹介していきます。