自己免疫とは、細菌やウイルスなどの外敵から身体を守る防衛システムであり、異物を攻撃・排除する役割を担っています。しかしこの免疫が誤作動を起こすと、自分自身の細胞や組織を“異物”と認識して攻撃してしまいます。

その結果、炎症が起こり関節の腫れや痛みといった症状として現れるのです。炎症が長引けば、関節を包んでいる滑膜が腫れ、やがて骨や軟骨が破壊されていく事態にもつながります。

本来、免疫や細胞は身体を守るために存在しており、それらに指令を出しているのが「脳」です。そして、脳と体が神経を通じて正しく連携していることこそが、私たちの健康を維持する鍵になります。

しかし、神経の流れに異常（サブラクセーション）が生じると、脳は正しく身体の状態を把握できなくなります。その結果、免疫が過剰反応を起こし、自己免疫疾患として現れてしまうのです。

だからこそ、免疫を適切に機能させるには「脳からの神経伝達を100%の状態に整える」ことが不可欠です。どれだけストレスを避けても、生活習慣を整えても、神経の流れが乱れていれば関節リウマチの根本改善にはつながりません。

免疫の過剰反応は、身体のバランスが崩れていることを教えてくれる重要なサインです。そのサインを薬で一時的に抑えるのではなく、身体の内側にしっかりと目を向けることが大切です。

カイロプラクティック・ケアによってサブラクセーションが取り除かれ、神経の流れが整うことで、脳が正確に身体の状態を把握できるようになります。その結果、免疫も本来の適切な働きを取り戻し、自己治癒力が最大限に発揮されるのです。