足の問題

普段あまり意識することはありませんが、足裏のアーチ構造は人間だけに備わった特別なものなのです!

普段あまり意識することはありませんが、足裏のアーチ構造は人間だけに備わった特別なものなのです!

私たち人間は、日常生活を二本足で歩く生き物です。もともと四足歩行から進化してきたため、両足にかかる負担は非常に大きく、関節には常に強いストレスがかかっています。

特に足首は、日常生活の中でもケガが多く発生する関節のひとつです。
捻挫などの明らかな外傷はもちろんですが、「特に捻った覚えはないのに、なぜか足首が痛む」「ずっと治らない」といった悩みを抱えている方も少なくありません。

なかなか改善しないその痛みは、果たしてどこからきているのでしょうか?
そして、どうすれば根本から解決できるのでしょうか?

今回のコラムでは、足首や足にまつわるトラブルの正しい理解と、カイロプラクティックとの関係性・アプローチ方法について、わかりやすくお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 何度も同じ足首を捻挫してしまい、クセになっているようで不安になる
  • 最近、足首の動きが悪くて、スムーズに曲げ伸ばしができなくなってきた
  • 土踏まずのあたりが落ちてきたように感じて、アーチがなくなってきている気がする
  • 少し歩いただけでもすぐに足が疲れてしまい、長く歩くのがつらい
  • 削っても削っても、決まった場所にたこができてしまう

一般的な【足の問題】に対しての治療法

common medical care

一般的な腰痛に対しての治療法

足首の捻挫など、はっきりとした外傷があった場合には、まずは炎症を抑えるためにアイシングや湿布などが使われます。
さらに、損傷の程度に応じてテーピングやサポーターを使った保存療法が一般的に行われます。
回復の段階に入ると、タオルを足の指で掴む動きや、足首をゆっくり回す運動など、リハビリ的な運動療法も取り入れられます。

しかし、外傷の記憶がないのに足首の痛みが長く続いているケースでは、痛み止めなどの薬物療法が行われることもありますが、骨や靭帯に異常が見られなければ「とりあえず様子を見ましょう」とされてしまうことがほとんどです。

足首まわりの痛みの原因としては、骨折や捻挫といった外傷だけでなく、偏平足による足裏アーチの低下、長時間の正座などによる負担、サイズの合わない靴やヒールの高い靴を履いていることによる歩行の乱れなど、さまざまな外的要因が挙げられます。

そして、こうした外的要因を見直すことは確かに大切ですが、これらの方法もあくまで**「対処療法」であり、根本的な改善には至らないことが多いのです。

よく考えてみてください。
何度も同じ側の足首を捻挫してしまう人もいれば、一度も捻挫を経験したことがない人もいます。
足のアーチが崩れてしまう人もいれば、長年ヒールを履いていてもまったくトラブルのない人もいます。
生活習慣や外的な要因だけでは説明できない「個人差」がそこにはあるのです。

だからこそ重要なのは、足の問題を「体の外」だけでなく「体の内側」に目を向けて捉えることです。

現代の生活では、段差でつまずいたり、ヒールを履かなければならない機会も避けられないものです。
そうした日常の負担をすべて取り除くのは現実的ではありません。
だからこそ、どんな状況にも対応できる「体の内側のバランス」を整えることが根本的な解決につながるのです。

足の痛みや違和感は、「このままでは体に負担がかかり続けますよ」という、身体からの重要なメッセージです。
それを薬で一時的に抑えたり、サポーターで固定してしまうだけでは、根本的な回復にはつながりません。

カイロプラクティックでは、足首や足裏の不調の原因を“体全体のつながり”の中から見つけ出します。
とくに神経や骨格のバランスに着目し、的確な検査と調整によって、自然な回復力を引き出すアプローチを行っています。

本当に必要なのは、痛みのある“場所”ではなく、“原因”に対して正しく働きかけることです!

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

人間の体には全部で206個の骨がありますが、そのうち片足だけで26個もの骨が存在しています。さらに、親指の付け根にある小さな種子骨まで含めると、片足で28個、両足合わせて56個。
つまり、人間の骨の4分の1が“足”に集中しているということになります。

この事実について、かのレオナルド・ダ・ヴィンチはこう語っています。
足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。
それほどまでに、足は精密かつ繊細な構造を持ち、重要な働きを担っているのです。

では、なぜここまで多くの骨が足に集中しているのでしょうか?
その理由は、人類が二足歩行へと進化したことにあります。かつて四足歩行だった人類の祖先は、二本の足で体を支え、動かすために骨格構造を進化させました。その過程で、足裏にはアーチ(=土踏まず)が形成され、靭帯や筋肉で補強される構造になったのです。

この足裏のアーチ構造は、地面からの衝撃を吸収する“クッション”のような役割を果たします。実はこのアーチ、人間にしか存在しません。類人猿であるサルにも足裏のアーチはなく、まさに人間だけが持つ“進化の証”でもあります。

それだけに、足というのは常に負担がかかりやすく、不調も起こりやすい部位です。

しかし――
足のトラブルの多くは、実は足そのものに原因があるわけではありません。
足に負担をかけている“他の場所”に問題があることが非常に多いのです。

たとえば、骨盤や背骨のゆがみによって左右の脚の長さに差が生じると、一方の足ばかりに負荷がかかるようになります。その状態が続けば、足首や膝、股関節などに無理がかかり、やがて痛みやケガとして表面化します。足のアーチが崩れる、捻挫を繰り返すといった症状も、こうした全身のバランスの乱れから起こるケースが少なくありません。

ここで大切なのは、足の形や局所的な痛みだけに注目するのではなく、その問題が生じた“本当の原因”を見極めることです。

カイロプラクティックでは、足のトラブルを神経と骨格のバランスの乱れとしてとらえ、特に骨盤や背骨から出る神経の働きに注目します。
なぜなら、足の筋肉や関節の動きには、これらの神経が深く関係しているからです。

脳と体は神経を通して絶えず情報をやり取りしており、この流れがスムーズであれば、仮に足にトラブルがあっても体は本来の「治す力」で自然に回復していくようにプログラムされています。

私たちの体には、生まれながらにして“健康になろうとする力”が備わっているのです。

足の症状がなかなか改善しない場合、その背景には、神経の流れが滞っている可能性があります。
その状態では、体が損傷箇所を正しく認識できず、適切な修復指令も出せないため、慢性的な不調につながってしまいます。

カイロプラクティックケアでは、体の内側にある根本原因を探り、神経機能と体全体のバランスを整えることで、足の不調にもアプローチしていきます。

足の痛みや違和感に悩まされている方は、ぜひ一度、体全体のつながりに目を向けてみてください。
本来の健やかな毎日を取り戻すための第一歩は、“足”だけではなく“体全体”から見直すことにあるのです。

カイロプラクティックケアで足首の問題の根本原因を解消し、快適な毎日を過ごしましょう!

〒330-0854

埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-236-1

桜木MSK404号

TEL:048-643-0250

 
9:30~12:00
14:00~18:00

受付時間 9:30~18:00

定休日  水曜日・日曜日・祝日・年末年始

最寄り駅からのアクセス

  • 大宮駅

    - JR・東武鉄道・埼玉新都市交通 大宮駅西口より徒歩5分

  • バス

    - ソニックシティ前バス停から徒歩3分

CONTACT

お問合せ

phone-icon

048-643-0250

RESERVE

LINEで相談・予約

ご予約のお問い合わせやお知らせの配信などを行います。
診療時間内に確認いたしますので、混雑状況によっては返信が遅れる場合もございます。
初めて来院される方やお急ぎの方はお電話でお願いします。

qr code