カイロプラクティックでは、身体内部に潜む根本的な問題に注目しながら、自閉スペクトラム症にアプローチしています。

自閉スペクトラム症と診断された子どもの約7割には、言葉の遅れや知的な発達の遅れが見られると報告されています。
そのほかにも、音やにおいに過敏に反応する、場の空気を読み取るのが苦手、興味の対象が非常に限定されている、決まったルーティンに強くこだわるなど、さまざまな特徴がみられます。

こうした症状に対して重要なのは、脳と神経のつながりです。
私たちの身体は、神経を通じて健康情報を脳に伝え、脳がそれに応じて身体のバランスを調整する仕組みで成り立っています。

しかし、背骨の配列が乱れ、神経の流れが阻害されると、身体からの正確な情報が脳に届かなくなってしまいます。
これは、ラジオのチューニングがずれて音楽が正しく聞こえない状態に例えることができます。

この情報のズレが続くと、脳は適切な判断や対応ができなくなり、環境の変化にも柔軟に順応できなくなってしまうのです。
これが、自閉スペクトラム症に見られるさまざまな症状の原因のひとつだと考えられます。

カイロプラクティック・ケアによって、脳と身体をつなぐ神経のサイクルが正常に整えられれば、脳のパフォーマンスは向上し、さまざまな環境変化にも順応しやすくなります。

自閉スペクトラム症は、身体内部のバランスの乱れを知らせてくれている大切なサインでもあります。
このサインを薬で抑え込んだり無視するのではなく、身体の内側から整えていく意識が大切です。

カイロプラクティック・ケアを活用して、本来備わっている力を引き出し、より快適で健やかな毎日を目指しましょう！