糖尿病

体が自分を攻撃する?糖尿病は自己免疫のトラブルから始まる!

体が自分を攻撃する?糖尿病は自己免疫のトラブルから始まる!

現在、日本では糖尿病患者の数が年々増加しており、深刻な社会問題となっています。
厚生労働省の調査によると、日本人のおよそ5~6人に1人が糖尿病を患っているとされており、予備軍とされる人も含めると、その数は2,000万人を超えると言われています。まさに「国民病」と呼ばれるにふさわしい状況です。

糖尿病を放置すると、腎臓病や心疾患、脳血管障害などの重篤な合併症を引き起こすリスクが高くなります。

従来、糖尿病は40代以降に発症するケースが多いとされてきましたが、最近では20代の若年層でも糖尿病と診断される人が増加しています。これは、食習慣の乱れや運動不足、ストレスなど、生活環境の変化も大きく関係していると考えられます。

このコラムでは、糖尿病に関する正しい知識をお伝えするとともに、カイロプラクティックの視点から体のバランスや神経の働きが糖代謝にどのように関与するのかについても解説していきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 最近すぐに疲れてしまい、仕事に集中できなくなってきた
  • 切り傷や擦り傷が治りにくくなり、肌にかゆみを感じることがある
  • 少しのパソコン作業でも目がかすみ、視界がぼやけるようになった
  • 性機能が低下していると感じることが増え、やる気が湧かない
  • 手足の感覚が鈍くなり、ときおりしびれや違和感に不安を覚える

一般的な【糖尿病】に対しての治療法

common medical care

一般的な腰痛に対しての治療法

糖尿病とは、すい臓から分泌されるインスリンホルモンの働きが弱くなり、血液中に糖があふれてしまう状態のことを指します。

糖尿病には主に2つのタイプがあります。
一つは「2型糖尿病」と呼ばれるもので、糖尿病患者の約90%がこのタイプに該当します。
この場合、インスリンの分泌が減少するか、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」の状態になります。
従来は40歳以上の中高年層に多いとされていましたが、近年では
20代の若年層にも増加傾向が見られています。

もう一つは、「1型糖尿病」と呼ばれるタイプです。かつては原因不明の先天性疾患と考えられていましたが、現在では、自己免疫の異常によって、インスリンを分泌する膵臓のランゲルハンス島が破壊されることが原因であると分かってきました。

つまり、本来外敵から体を守るはずの免疫が暴走し、自らの組織を攻撃してしまうことで発症する自己免疫疾患の一つなのです。

ただし、この自己免疫の暴走を引き起こす明確な原因はまだ解明されていません
考えられる要因としては、極端な運動不足、慢性的なストレス、暴飲暴食などの生活習慣の乱れが挙げられています。
そのため、生活習慣を整えることが糖尿病の予防・対策の基本とされています。

しかし、ここで一つの疑問が生まれます。
もし外的要因(食事や運動、ストレス)だけが原因であるなら、なぜ同じ生活をしているのに糖尿病になる人とならない人がいるのでしょうか?

この問いに対して重要なのは、“外”ではなく“内”に目を向けることです。

私たちは日々、環境やストレス、生活の変化にさらされています。
そのすべてに完全に対応し続けるのは現実的に難しく、だからこそ「体の内側の状態」を整えておくことが糖尿病対策の鍵となります。

たとえば、脳と体をつなぐ神経の伝達に異常があると、どれだけ生活習慣を改善しても、糖代謝が正常に働かなくなる可能性があります。
つまり、神経の流れが滞っている状態では、外側の対策だけでは限界があるのです。

糖尿病は、体のバランスが乱れていることを知らせる大切なサインでもあります。

カイロプラクティックでは、体の内部にある“根本原因”に着目し、神経の働きを整えることで糖代謝をサポートするアプローチを行っています。

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

人間は食事をすると、体内の血糖値が一時的に上昇します
私たちの体には「恒常性(ホメオスタシス)」と呼ばれる仕組みがあり、血糖値が高くなればそれを正常な範囲に戻そうと働きます

このとき活躍するのが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。
インスリンに限らず、体内のホルモンはすべて、神経を介して脳と密接に連携しながら分泌量が調整されています
ホルモンは多すぎても少なすぎても、体にとっては異常な状態です。

特に糖尿病は、自己免疫の暴走が関係しているとされており、医療がここまで進歩した現代においても、根本的な治療法はまだ確立されていません
現状では、毎日複数回のインスリン注射による対処が必要な状態が続いています。

2025年までに、壊れてしまった膵臓のランゲルハンス島を再生させる医療プロジェクトも進行しており、再生医療の発展はめざましいものがあります。
しかし、そもそも自己免疫が暴走してランゲルハンス島を破壊する原因を放置したままでは、再生してもまた同じことが繰り返される可能性があります。

ここで注目したいのが、免疫と密接に関わる「自律神経」の働きです。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つのバランスで成り立っており、これらが免疫細胞の分布にも影響を与えています
たとえば、交感神経が優位なときは顆粒球の比率が増え、副交感神経が優位なときはリンパ球の比率が上昇します。

健康な人の白血球のバランスは、顆粒球が約54~60%、リンパ球が約35~41%に保たれており、このバランスが崩れることで、免疫が暴走し、病気が引き起こされる可能性が高まると考えられています。

つまり、自己免疫が暴走するもっとも有力な原因は、自律神経のバランスの乱れであると考えられるのです。

神経の流れが整えば、体の情報は正確に脳に伝わり、脳は誤った指令を出しません

カイロプラクティックでは、神経の流れを正すことで自律神経のバランスを整えるという視点から、体の内側に働きかけます。
神経が正しく働くことでホルモンや免疫の調整も自然と整い、血糖値コントロールもサポートされていきます。

食事を楽しみながら、無理なく体を整えていくために、カイロプラクティックのケアを取り入れてみませんか?

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