特に注目したいのが、ホルモンバランスです。
私たちの身体(臓器・筋肉・リンパ・血管・皮膚・関節)は、司令塔である脳と、それと全身をつなぐ神経によってコントロールされています。その中でも、身体を正常に機能させるために欠かせないのが、ホルモンの生成・分泌を担う「副腎」という臓器です。
副腎は、ホルモンの生産や分泌、免疫機能、炎症のコントロール、胃酸の調整など、どれをとっても健康に直結する重要な働きを持っています。その副腎が、外部からのストレスから私たちの身体を守るために分泌するホルモンのひとつが、「コルチゾール」です。
ここでは、このコルチゾールと疲労の関係についてお伝えします。
私たちがストレスを感じると、副腎からコルチゾールの分泌量が増加します。これにより血圧が上がり、身体は「闘争」または「逃避」といったストレス状態に対応できるよう備えます。
つまり、コルチゾールは“ストレスを乗り越えるための防御反応”として分泌される大切なホルモンなのです。
本来、ホルモンは必要な分だけ生成され、必要なときに分泌されるもの。自律神経のうち交感神経が優位になればホルモンは活発に分泌され、反対に副交感神経が優位になれば分泌は抑えられます。
ところが、脳が身体の状態をうまく把握できていないと、ホルモンのバランスが乱れ、慢性的な疲労や不調が現れてしまうのです。
ここで重要になるのが、カイロプラクティック・ケアです。
脳と神経、そして身体のサイクルが整っていれば、ストレスや環境の変化があっても適切な反応ができ、ホルモン分泌も自然に調整されます。
しかし、神経の流れに問題(サブラクセーション)があると、いくら生活習慣を改善しても、ストレスを減らしても、慢性疲労の根本的な改善には繋がりません。
慢性疲労は、身体からの「助けて」というサイン。
その大切な声を、薬でごまかすのではなく、しっかりと身体の内側と向き合うことが大切です。
カイロプラクティック・ケアによって身体の内側から慢性疲労の根本原因を取り除き、健康的な身体を取り戻しましょう。