反り腰の正体は、筋肉の弱さじゃなかった…鍵を握るのは“神経の働き”!
「反り腰」とは、文字通り腰のカーブが過剰に反ってしまっている状態を指します。
この状態が続くと、腰への負担が大きくなり、慢性的な腰痛の原因となることが多くあります。
ある調査では、「反り腰」や「出っ尻」など、腰や骨盤の形に悩んでいる人の割合は35歳未満で40%以上、20歳未満では実に約半数にものぼるという結果が出ています。
つまり、反り腰は高齢者だけでなく、若い世代にも広く見られる姿勢の問題だということです。
また、男女差で見ると女性の方が圧倒的に多いとされています。
これは、女性の方が男性に比べて筋力が少ないうえに、加齢によって腹筋や体幹の筋肉が衰えやすいため、骨盤や腰椎のバランスが崩れやすいことが一因と考えられています。
反り腰を放置すると、姿勢の乱れが固定されてしまい、さらに腹筋は弱くなり、腸腰筋や大腿直筋などの筋肉は過剰に緊張。
その結果、腰痛が悪化したり、慢性化してしまうリスクが高まります。
そして反り腰による影響は腰痛だけにとどまりません。
・足のむくみ
・冷えやすさ
・便秘
・下腹のポッコリ感
など、女性に多いお悩みの多くが、実は反り腰と関係している可能性があるのです。
「ストレッチしても良くならない」「姿勢を気をつけても元に戻る」…
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、反り腰の原因に対する正しい理解と、一般的な治療法との違い、そしてカイロプラクティックの視点からのアプローチ方法について、わかりやすくお伝えしていきます。