チック症&トゥレット症候群

じつは、原因は“環境”や“心の問題”ではありません!

じつは、原因は“環境”や“心の問題”ではありません!

子どもに見られるチック症とは、自分の意思とは関係なく、体が動いたり声が出たりする不随意運動や発声が繰り返される疾患です。
一般的には4歳から11歳ごろに発症し、特に男の子に多く確認されています

症状は大きく2種類に分類されます。
ひとつは、まばたき・顔をしかめる・口をゆがめる・鼻をピクピクさせる・首を左右に振るなどの「運動チック」。
もうひとつは、咳払い・舌を鳴らす・叫び声・同じ単語を繰り返すといった「音声チック」です。

また時には、強迫性障害(OCD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害、自傷・他害行為などを併発するケースもあります。
さらに、運動チックと音声チックの両方が頻繁に現れ、それが1年以上続く場合には「トゥレット症候群」と診断されます。

今回のコラムでは、チック症に関する正しい理解と、カイロプラクティックとの関係性、そして自然なアプローチについてお伝えしていきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 周囲に理解されず、誤解されてしまうことがある
  • 少しずつ症状が強くなってきて、このまま良くなるのか不安を感じている
  • どの病院や専門機関に相談すればいいのか分からず、ひとりで悩んでいる
  • やめたくても止められない自分に、もどかしさや苦しさを感じてしまう
  • 外に出るときや学校・職場などで、つい周囲の視線を気にしてしまう

一般的な【チック症&トゥレット症候群】に対しての治療法

common medical care

一般的な腰痛に対しての治療法

チック症の原因としては、ストレスや精神的な不安、生活習慣の乱れなど、環境の変化による外的要因が関係していると一般的には考えられています。
そのため、これらの外的要因を見直し、改善することがチック症の対策として推奨されることが多いのです。また、精神療法や行動療法などが用いられる場合もあります。

しかし、少し考えてみてください。
もし本当に外的要因だけが原因であるなら、同じようにストレスを受けたり生活が乱れていたとしても、チック症になる人とならない人がいるのはなぜでしょうか?

ここで重要なのは、外側の要因ばかりに意識を向けるのではなく、“体の内側”に目を向けることです。
現代の生活の中では、ストレスを完全になくすことも、環境の変化を避けることも難しいのが現実です。
そのたびに一つひとつ対応していくのは大きな負担になります。

だからこそ、チック症の本当の対策として大切なのは、身体の内側に意識を向けることなのです。

そもそもチック症は、体内のバランスの乱れを知らせてくれているサインとも言えます。
今、体の中でうまく働いていない部分があります”という、内側からの重要なメッセージなのです。

カイロプラクティックでは、こうした内側にある根本的な原因に着目し、神経の働きと身体のバランスを整えることで、チック症にアプローチしています。

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

体の健康を維持するために必要な情報は、神経を通じて脳へと伝えられています。
そして脳は、その情報をもとに体の状態を把握し、適切な指令を出してバランスを保とうとします。

しかし、神経の流れが何らかの原因で妨げられてしまうと、正しい情報が脳に届かなくなります。
これはちょうど、ラジオのチューニングが合っていない状態で音楽を聴いているようなもの
そのまま放置されると、脳は常に過剰な刺激を受け続けることになり、やがてこれがチック症の発症と関係してくるのです。

近年の研究では、チック症の原因のひとつに、脳内の神経伝達物質の異常が関与していることが明らかになってきました。
神経伝達物質は、脳や体の間で情報をやり取りするための重要な役割を担っています。

神経同士がつながっているシナプスと呼ばれる部分では、アセチルコリン、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった物質が、まるでメッセンジャーのように情報を伝え合っています。
そしてこれらの伝達物質は、自律神経とも密接に関係しているのです。

なかでも、ドーパミンは“快感ホルモン”と呼ばれ、子どもの頃には特に多く分泌され、笑いや楽しさを感じやすくなっています。
同時にドーパミンは、体の動きをスムーズにコントロールするための大切な役割も担っているのです。
中高年になると動きが鈍くなりやすいのも、ドーパミンの分泌量が減少することが一因とされています。

ところが、脳と体をつなぐ神経のサイクルに問題があると、ドーパミンの分泌バランスが崩れてしまいます。
するとドーパミンが過剰に分泌され、感情や運動のコントロールがうまくいかなくなり、チック症状として現れてしまうのです。

しかし、カイロプラクティック・ケアによって神経の流れが整っていれば、脳は体の状態を正確に把握し、必要な神経伝達物質を適切に分泌することが可能になります。
そうなれば、たとえ生活習慣や環境が変化しても、脳はその状況に応じた判断と反応をすばやく行うことができます。

だからこそ、神経の流れを整えることは、体の健康を維持するために欠かせないポイントなのです。

そもそも、チック症は体のバランスが崩れていることを知らせてくれる大切なサインとも言えます。
このサインをごまかすのではなく、体の内側と正面から向き合うことが本当の改善につながります。

カイロプラクティック・ケアによって神経の流れを整え、チック症の根本原因を取り除き、子どもたちが本来の元気と落ち着きを取り戻せる毎日を目指していきましょう。

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