アトピー性皮膚炎

実は、アトピー性皮膚炎には“自律神経の乱れ”が深く関わっている!

実は、アトピー性皮膚炎には“自律神経の乱れ”が深く関わっている!

「アトピー」という言葉はギリシア語に由来し、英語では「奇妙な」「とらえどころのない」という意味を持ちます。
その語源が示す通り、アトピー性皮膚炎はいまだに原因が完全には解明されていない疾患です。

アトピー性皮膚炎は、皮膚のかゆみや湿疹といった症状だけでなく、冷え・血行不良・体温調節異常・発汗異常・睡眠障害・便秘や下痢・生理不順・ストレス・慢性的な疲労感など、自律神経の乱れに関連する症状を伴うことが少なくありません。

厚生労働省が2014年に行った調査では、日本国内のアトピー性皮膚炎の患者数は約45万6,000人にのぼり、過去30年間でおよそ2倍に増加しています。
年齢層別では、0~19歳が全体の36%、20~44歳が44%を占めており、成長期・思春期から成人にかけて発症率が高いことがわかっています。

つまり、アトピー性皮膚炎は子どもや若者の健やかな成長に大きく影響を及ぼす可能性がある疾患といえるのです。

今回のコラムでは、アトピー性皮膚炎に関する正しい理解を深めるとともに、カイロプラクティックの視点から行う自然なアプローチやケア方法について解説していきます。

こんな経験したこと
ありませんか?

  • 一時的に良くなっても、また再発してしまう…終わりが見えない不安がある
  • かゆみがひどく、夜ぐっすり眠ることができず疲れが取れない
  • 本当は薬をやめたいけれど、症状が怖くて手放せない
  • あふれる情報の中で、何が正しくて何を信じていいのか分からない
  • 寝ている間に無意識にかきむしってしまい、どうすることもできない

一般的な【アトピー性皮膚炎】に対しての治療法

common medical care

一般的な腰痛に対しての治療法

アトピー性皮膚炎の治療では、主に薬物療法によって皮膚の炎症を抑えることが一般的です。
使用される薬には、ステロイド外用薬・非ステロイド外用薬・免疫抑制剤・保湿剤・抗アレルギー薬の内服などがありますが、
これらはいずれも「症状を一時的に抑える対処療法」であり、根本的な原因を取り除くものではありません。

アトピー性皮膚炎の発症要因としては、食生活の乱れや精神的ストレスなどの外的要因が関係していると考えられています。
しかし同じような生活環境にあっても、アトピーを発症する人と、まったく症状が出ない人がいるのはなぜでしょうか?

ここで注目すべきなのは、外的要因だけでなく「体の内側」に目を向けることです。
アトピー性皮膚炎は、皮膚からのSOSであり、体のバランスが崩れていることを知らせる重要なサインでもあるのです。

カイロプラクティックでは、身体の内側――とくに神経系や自律神経の乱れが、アトピーの根本原因に関与していると考えます。
体の情報が正確に脳に届き、神経の流れが正常に保たれることで、自己治癒力が働き、皮膚の健康も回復に向かっていきます。

カイロプラクティックでのアプローチ

chiropractic approach

カイロプラクティックでのアプローチ

カイロプラクティックでは、アトピー性皮膚炎の状態を「体の異常を知らせてくれる大切なシグナル」として捉えています。

私たちの体は、司令塔である脳と、全身に張り巡らされた神経によってコントロールされています。その中でも重要なのが自律神経です。
自律神経とは、生命を維持するために体のあらゆる働きをコントロールしている神経のことで、自分の意思とは関係なく、無意識に24時間働き続けてくれている頼れる存在です。

では、なぜそんな大切な自律神経が乱れてしまうのでしょうか?

ここでポイントになるのが、交感神経と副交感神経のバランスです。

交感神経は、体を活動的にする神経で、「元気はつらつ」「やる気満々」といった状態を作り出します。
一方、副交感神経は、体を休ませる働きがあり、「ゆったり気分」「のびのびリラックス」した状態を作ります。

この2つのバランスを保つためには、体の状態や外の環境を正しく把握することが必要で、その役割を担うのが“”です。
神経を通じて様々な情報が脳に伝えられ、脳が状況を判断して対処してくれています。

しかし、神経の流れが妨げられる(サブラクセーション)と、情報が正確に脳へ届かなくなり、適切な対処ができない状態になってしまいます。
その結果、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。

副交感神経が優位になると、免疫細胞である白血球の中のリンパ球が増加します。リンパ球は、体内に入ってきた異物を攻撃する働きを持ちます。
しかし、副交感神経が過剰に優位になるとリンパ球が増えすぎ、わずかな刺激にも敏感に反応してしまい、アレルギー反応が強く出てしまうのです。これが、アトピー性皮膚炎の原因になります。

また、副交感神経が優位になりすぎると血管が拡張し、血流が悪くなることで、老廃物の排出機能が低下します。
その結果、体内の毒素を皮膚から排出しようとする反応として、アトピー性皮膚炎が現れることもあります。

逆に、交感神経が過剰になると、白血球の顆粒球が増加します。顆粒球は、細菌を退治するために必要な活性酸素を発生させますが、過剰になると皮膚の乾燥や炎症、傷の治りにくさなどを引き起こす原因になります。

このように、アトピー性皮膚炎は自律神経のバランスの乱れによって引き起こされていると考えられます。
自律神経のバランスが整っていれば、過剰なアレルギー反応も起こらず、ストレスへの対応力や体の排毒機能も保たれます。

つまり、アトピー性皮膚炎は、自律神経のバランスが乱れていることを知らせてくれる体からの大切なサインなのです。
そのサインを薬でただ抑えるのではなく、体の内側としっかり向き合うことが大切です。

カイロプラクティック・ケアで、神経の流れを整えることでアトピー性皮膚炎の根本原因にアプローチし、健康な身体を取り戻しましょう!

〒330-0854

埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-236-1

桜木MSK404号

TEL:048-643-0250

 
9:30~19:00

受付時間 9:30~19:00

定休日  水曜日・日曜日・祝日・年末年始

最寄り駅からのアクセス

  • 大宮駅

    - JR・東武鉄道・埼玉新都市交通 大宮駅西口より徒歩5分

  • バス

    - ソニックシティ前バス停から徒歩3分

CONTACT

お問合せ

phone-icon

048-643-0250

RESERVE

LINEで相談・予約

ご予約のお問い合わせやお知らせの配信などを行います。
診療時間内に確認いたしますので、混雑状況によっては返信が遅れる場合もございます。
初めて来院される方やお急ぎの方はお電話でお願いします。

qr code