じんましんは、ほとんどのケースでかゆみを伴いますが、そのかゆみを引き起こしているのは「ヒスタミン」と呼ばれるホルモン物質です。
ヒスタミンが過剰に分泌されると、神経や血管が刺激されてかゆみが発生するのです。
では、なぜヒスタミンが過剰に分泌されるのでしょうか?
たとえば、花粉・ハウスダスト・アレルギー性の食品といった特定の刺激に反応してじんましんが出る場合があります。
しかし実際には、花粉やホコリが多い環境にいてもまったく症状が出ない人もいますし、特定のアレルギーや明確な刺激がないのにヒスタミンが過剰に分泌される「原因不明のじんましん」も少なくありません。
このようにアレルギーの有無にかかわらず共通して考えられる原因の一つが、外部環境の変化を脳に正しく伝える“神経の機能”に異常があることです。
つまり、神経のサイクルが正常に働いていれば、花粉やハウスダストなどの刺激は過剰に反応せず、ヒスタミンも必要以上に分泌されません。
一方で、体の外側の刺激にばかり意識が向いてしまうと、「とりあえず薬で抑える」選択になりがちです。
しかし、抗ヒスタミン薬を使えばヒスタミンの働き自体は抑えられても、めまい・便秘・下痢・腸内出血・前立腺がん・倦怠感・持久力の低下といった副作用のリスクも伴います。
しかも、ヒスタミンの過剰分泌の「根本原因」は解消されていないため、薬で抑えるほど体はさらにヒスタミンを作ろうとするという悪循環が起きてしまいます。
つまり、ホルモンバランスを人工的にコントロールしようとすれば、根本原因の解決にはならず、かえって他の不調を引き起こすリスクが高まるのです。
そこで重要になるのが、神経機能を正常化するという視点です。
カイロプラクティックでは、神経の流れを整えることで、脳と体との情報のやり取りをスムーズにし、ホルモンバランスを本来あるべき状態に戻すサポートをしていきます。
体内で適切に生成されたホルモンは、基本的に毒性がありません。
しかし、分泌が過剰になったり逆に不足したりすると、体のバランスが崩れ、じんましんなどの症状として現れることがあります。
カイロプラクティック・ケアによって神経の働きを整え、ホルモンバランスを正常化し、快適な毎日を取り戻していきましょう!